DC System SV Pro(サブコン)装着

(2007.1.31)

いじり費用(About) \36,540 (パーツ)
\15,750 (現車セッティング)
+工賃-値引
入手 BIG SINGLE WORKS
取付時間(目安) 3時間(ショップの方の作業)
オススメ度(5段階) ★★★★★
一言コメント 乗りやすさ改善

TRECの調子が悪いので購入先のサイトを覗いておりました。
私の車は剥き出しエアクリ、マフラー、エキマニ、ビッグスロットルと純正からは大幅に仕様が変わってます。昔から疑問に思ってました。これだけいじっていると自分の車は燃調ずれちゃってるんじゃないか?今のR-FITでの燃調セッティングで合っているのだろうか?各パーツの性能を本当に生かしきれているのか?
エアクリやマフラーの吸排気系をいじると当然入ってくる空気の量が増えますので、ある程度学習で補正してくれるとはいえ、燃料を増やしたくなります。
正直なところ走りに関しては知識も少ないし、下手にデータいじっておかしな状態で走るよりも現車合わせでセッティングし、走りが少しでも良くなればと思いお願いすることにしました。
R-FITで燃調の制御はしてましたが、この回転数で何%といった設定のみでアクセル開度(空気量増減)に合わせた調整まではできないので、今回サブコンを選択することになりました。

サブコンとは純正ECUの機能は生かしたまま、純正ECUの信号に割り込ませ、燃料噴射料等を調節するパーツです。
エアフロセンサー信号やすべての部品は車輌ごとに多少の個体差があり、同じ車輌に同じデータのサブコンを装着しても、全ての車輌で同じ効果が得られるとは限りません。特にビッグスロットルを装着した場合吸入空気量が増えますが、エアフロセンサーで空気量を的確に計測しECUに報告していれば燃調は合うはずなのですが、実際は合いません。サブコンにより、最適な空気量信号の状態に近づける事で燃調が合うようになります。純正のセンサー信号が的確な信号とは限らないためです。

走りを一括して制御し、ECUの制御範囲を超えたこともできてしまうフルコンもありますが、価格的にとても手が出ません。欲しい機能、上を見ればキリがありません。サーキットでタイムアップを競うわけでもない、何馬力アップと喜ぶわけでもない、バリバリに飛ばすわけでもないので、今のチューニングレベルに合った燃料噴射量で少しでも走りが改善できればよいということで、コストパフォーマンスの高いシエクルのDC SYSTEMを選択しました。シエクルはADICTRECなどで有名ですね。
DC SYSTEMSVSV Proの2タイプあります。
SVはエアクリ、マフラー、ビッグスロットルにはもちろん対応しており、サブコンとしては安価で、PCと繋いで手軽に自分でセッティングもできます。SV Proはハイカムとかブーストアップしたターボ車等のチューニングのより進んだ車向きの、ショップでのみデータ書き換えのできる商品になります。
低価格なSVでも十分なのですが、納期が早かったこと、加速補正(急加速時の燃料噴射量)もいじれる、自分でセッティングするつもりはない(面倒)ということでSV Proにしました。
取付依頼の連絡してから2日後には装着できましたので。

エスティマでサブコンと言えばTRUSTのe-manageも有名ですが、あちらはプラスして点火時期もいじれます。セッティングが非常に大変なんだとか。とあるサイトで見た情報では、セッティングに3日かかったとか...(とことん突き詰めてセッティングしていたようでしたが)
空気量信号を変更すると点火時期も変化します。
近年車輌の点火時期のマージンは、NAエンジンで馬力を多く発生させる為にかなりマージンの少ないセッティングになっています。ノックセンサーでノッキングを感知しているので、ノッキングが発生すると点火時期を補正してエンジンにダメージを与えないように点火時期を制御しています。通常ノーマルエンジンでもピストンが上がりきる手前で点火します。
ここで点火時期を早めすぎると、ピストンが上がる途中で爆発し、爆発圧力が上がってしまいピストンが上がる事を妨害するため逆にパワーダウンしてしまいますし、エンジンが壊れる事もあります。このポイントはメーカーの方がわかっているので最適な点火時期にセッティングできるわけです。近年の車輌のノーマルエンジンは点火時期の変更程度では性能アップは望めないくらいの作りになっています。
かなり優秀なんですね。
点火時期を自分でいじると、詳しい人はいいでしょうが、詳しくないと上記のとおりエンジンにダメージ与えます。それを考えると詳しくない人、経験の浅い人はショップ任せになるでしょう。そうなるとセッティング料もそれなりにかかっちゃいます。
また、基準データが入っているからといって購入したままポン付けしても、上のサブコンのところに書いたように、性能を生かしきれないし、気持的にも物足りないでしょう。今回も感じましたが、やはりポン付けと現車セッティングとの違いはあります。
どこまで突き詰めるかということでサブコンを選定するのはもちろんですが、現車合わせセッティングまで含めて、懐と相談しながら選んだほうが良いと思います。

ショップに到着してからDC SYSTEM SV Proの設置。ECUの配線は短いので1万円ぐらいで延長ハーネスの設定もあります。これを使うと純正の配線を傷つけることなく装着することができます。今回はコストを抑えるのと、純正加工でも不自由なく装着できるというので使用しませんでした。電源、アース、エアフロ信号(カットして割り込み)、回転信号、VT信号(アクセル開度)の接続になります。重要な線なので、ギボシ接続、エレクトロタップを使わずはんだで装着してました。大変丁寧なお仕事です。配線もきれいにまとめてくれました。1時間少々の作業。
続いて自分の車に合った基準データを送る作業。ノートPCと接続して送ります。とりあえずこれで走れる状態になります。
続いて現車合わせセッティング。PCとサブコンを繋いだ状態で、助手席にショップの方を乗せて近くの空いた道を走ります。ショップの方はPC画面の燃調マップを見ながら燃料の増減をしていきます。
アクセル開度を見るためアクセルを煽ってみたり、加速補正をするためゼロスタートをしてみたり、いろいろな走行パターンを試しながら感覚で確かめ、徐々に乗りやすい状態にしていきます。
ビッグスロットル装着車は、急発進時のアクセルをがばっと踏んだときの空気量が多いため、燃料を濃くしてやらないと出だしがもたつきます。ここはかなり改善しました。また、高回転域も燃料が少ない傾向でした。あまり薄くしない方が良いかもしれません。
途中試しにノーマルに戻してもらいましたが、走りが全く違います。ふけ上がりが悪い、スタートがもたつく、走りが重い感じです。やはりしっかり合わせてもらうと気持ちの良いものです。
約1時間のセッティング作業。アイドリング時のデータもいじってもらって完了。トータル3時間の作業でした。

帰り道は渋滞であまり面白くはなかったですが、後日乗ってみると、出だしのスムーズさがだいぶ良いです。走行中でも、以前はアクセル踏んでも「加速しない!」、「重い!」という感じで踏むためらいがありましたが、アクセルの反応も良く、走りがスムーズ。街乗りでとても乗りやすい車となりました。回しても楽しい手放せない一品です。
コストパフォーマンスも高く、燃調のずれ解消で気持ちもすっきり、★5つのいじりです。
燃費重視セッティングのデータもあるので、とにかく燃費を良くしたい方でも使えると思います。
サブコンはデータ書き換えれば次の車でも使えるので、車を売るときは取り外そうと思ってます。
サブコンを付けることによって、噴射の必要ないところを絞ったりするので燃費が良くなるという効果も現れます。アクセルの踏み込みも減ったと思います。こちらは今後の楽しみということで、傾向が出たら追記していきたいと思ってます。

今回お願いしたBIG SINGLE WORKSさんは、もともとGT-Rのゼロヨンに力を入れていたようです。サイトにも1000psオーバーGT-Rのエンジンルーム載ってますし、ショップにもトロフィーがありました。エスティマもスーパーチャージャーをセッティングしていることもあり、詳しいです。
私の不得意分野=エンジンについてもいろいろと教えて頂きました。このページの情報にもご協力頂きました。
ビッグスロットルも扱っているので、セッティングまでまとめてお願いするのも良いと思いました。とても人柄も良く、信頼できるショップさんです。
また、ここで購入したパーツ装着車は、なんと\1,500でパワーチェックができます。かなりお安いですね。

ショップの看板です 本体は助手席足下に設置してもらいました
特に熱くはならないようです