スタビリンク延長

(2007.4.21)

いじり費用(概算) \8,200
入手 くるまやさん
取付時間(目安) 60分
オススメ度(5段階) ★★★★
一言コメント そこそこ良いですね

エスティマに限らず、大抵の車にはロールを抑えるためにスタビライザーが装着されています。
スタビライザーとは、簡単に言うとコの字型をした金属の棒で、車体とサスペンションに固定されています。車がロールした(傾いた)時に、この棒のねじれの反発を利用して姿勢を元の状態に保とうとする重要な役割を担うパーツです。
スタビライザーはスタビリンク(スタビライザーリンク)によってショックアブソーバーのケース部分に接続されています。取付部分はボールジョイントで、自由に動くようになってます。
今回はこのパーツを交換することにしました。

車高をダウンすると、スタビライザーは車体に固定されてますので、車高を下げた分だけ下に移動します。ショックのスタビリンク取付位置と、スタビリンク長は変わらないので、スタビライザーの両端が上に引っぱられる形になります。
こうなると、スタビライザーは下には動きませんので、動ける範囲が狭まります。本来の機能が落ちるため、車高を落とした分だけスタビリンクを延長してやる必要が出てきます。


車体が下がる→スタビライザー取付位置が下がる→ショックのスタビ固定位置とリンク長は変わらないのでスタビライザーが上に引っぱられる→動ける範囲(自由度)が狭まる→十分機能を果たしていない状態になる

車高調等のショックアブソーバーごと交換するタイプのものであれば、スタビリンク取付位置も車高ダウンに合わせて変わっているはず?なので気にすることもないのかと思います。(予想です)
私の車の場合、HYBRID Wagonにオプション設定のSuperLowDownスプリングを装着しているため20mmダウン、取扱説明書の基準車高位置よりも20mmダウンしているため、合計で40mmHYBRID Wagonの基準より落ちていることになります。
ここで注意、単純にスタビリンクを40mm延長すれば良いのではありません。純正の位置に戻すには、厳密にはスタビライザーのアーム長とダウン量から三角関数で求めます。
ただ、計算面倒!アーム長も計ってないし、今回はアバウトに他車純正品を利用しました。
ACR/MCRの純正スタビリンク長が260mm、これより長いスタビリンクは2WDアルファード用のもので285mm。探しましたが、長いものはこれぐらいしかありませんでした。25mm延長できます。

品番:
48820-58010 フロントスタビライザリンク \4,470- 左右で2個必要
90179-12151 ナット \90- 左右、上下で4個必要

ナットは元のも使えるが、頭をなめる場合があるので入手しておいた方が良い。気分的にも。

フロントをジャッキアップしてタイヤを外せばスタビリンクは現れます。
ただ、固い。17mmのレンチで外すのですが、柄の長い道具でないと難しいでしょう。
ネジが回ったら、ボールジョイントのため空回りしますので、6角レンチを先端に突っ込みながらナットを外します。
装着は両側のスタビリンクを外してから。片側ずつやると長さが異なるためスタビライザーが傾き、外すのに苦労するようです。
実はとある方にやって頂いたのですが、かなり苦労されてました。やり遂げて頂き感謝です。
タイヤを接地させて、車高が落ち着けば、スタビライザーの位置も純正の位置に近づいているはずです。(Before、Afterの画像撮り忘れです...m(__)m)

装着後の感想。
コーナーを曲がる感覚としてはクイック感が減ったかな。コーナーに入ってから効いてくる感じ。柔らかさを感じると言った方が合っているかと思います。ちょっとしたステアリング操作でも余裕があるので、以前と比べれば乗りやすくなった感じです。
マンホールや窪みなどの片側だけ細かい段差を走るような状況でも良いです。全般的に乗りやすくなってます。
私の足回りセッティングには合っているいじりだったようです。

ちなみに、サードパーティのパーツをいろいろ探してみたのですが、市販品は見つかりませんでした。
STYLEKINGから出てますが、既に生産中止、在庫も無いようです。これはターンバックル式の6cm延長品でした。ボールジョイント部がピロボールになって興味あったんですが、残念。
他のローダウン車オーナーさんは、純正のものを切断して溶接延長したり、ターンバックル式(ネジの要領で長さ調節できる)のものをワンオフ作製して対応しているようです。
それを考えると今回の純正品流用はお手軽ですね。
今回のいじりは、スタビライザーのバネ性を高めているわけではないので、ロールを減少させるものではありません。あくまでも純正の位置に近づけ、スタビライザー本来の働きをしてもらういじりです。
実際、ローダウンとスタビライザーの位置によってはスタビリンクに常に無理な力がかかっている場合も考えられますので、長持ち効果もあるのでしょうかね。

上:エスティマ260mm、下:2WDアルファード285mm ボールジョイントで自由に動きます
このスタビリンクを延長品と交換します
ショック取付部17mmナット スタビライザー取付部17mmナット
ある程度回ったら、六角レンチで固定しながら回す 交換完了
タイヤ元に戻して下ろせばスタビの位置が変わってるはず