バッテリーカットターミナル装着

(2007.11.10)

いじり費用(About) \500
入手 トックンSHOP
取付時間(目安) 1時間
オススメ度(5段階) ★★★★
一言コメント 安心の一品

バッテリーをPanasonicのCAOSに換えて3ヶ月、早くも調子が悪くなってきた。
110D26Lという大容量バッテリーにしたにもかかわらず、セルの回りが鈍い。明らかに弱ってます。
二週間乗らなかっただけで、完全にセルが回らなくなっちゃいました。
念のために暗電流を調べてみたところ、なんと400mA。通常の10倍以上、いや20倍です。バッテリー弱りの原因はこれでした。

まずは前置き。
暗電流とは、エンジンをかけていない状態(キーOFF)でバッテリーが消費している電流。ECUがデータを保持したり時計の設定が狂わない、ワイヤレスでドアのロック/アンロックができるのもバッテリーからちびちび使っているおかげです。ネットで調べてみると、通常暗電流は20mA以下の値のようです。
これに後付電装品として、カーセキュリティ、ナビゲーションシステムなど常時電源を使う機器が増えれば増えるほど、暗電流も増加していきます。
測定には電流の測定ができるテスターが必要です。(秋月の1000円テスターでも測定可能です)
バッテリーのマイナス側を外し、バッテリーマイナス端子と外したターミナルの間に電流計を入れ測定します。繋いだ直後はECUの初期化作業等で少々多めに流れるようなので、少し経って値が落ち着いた頃の数値を読み取ります。
測定レンジは最大のものから測定し、数値を見て下げていくのが基本です。そうしないと、電流計のヒューズを飛ばすことになりますので。
ちなみに電流計を買わなくても、ディーラーで測定してもらえるようです。

次にバッテリー。
こちらも無限に使えるわけではなく、当然容量に限りはあります。
その指標となるのがAh(アンペアアワー)という値。単位通り、電流(アンペア)と時間(アワー)のかけ算です。自分の積んでいるバッテリーの容量を知っていれば、どの程度でバッテリーが放電しきってしまうのか予想がつきます。
(※本来は電圧値も含めたWh(ワットアワー)で計算するのが正解ですが、ややこしくなるのでAhで計算することにしています)

バッテリーの種類とその容量(参考値)

46B24L MC前ACR等 36Ah
55D23L MCR、MC後ACR、MC前ACR寒冷地等 48Ah
65~80D23L D23L容量アップ 52Ah
90D26L D26Lサイズ 55Ah
110D26L 私のやつ 64Ah
Optima RED 925S-L RED-TOPの小さい方 46Ah
Optima RED 1050S-L RED-TOPの大きい方 56Ah
Optima Yellow 925S-L Yellow-TOPの小さい方 48Ah

例えば、55D23Lサイズのバッテリー(48Ah)を積んでいて暗電流が100mA(0.1A)だとすると、時間を求めるには容量÷電流(48÷0.1)で480時間。つまり20日間で使い切ってしまうという予測がつきます。
自分の例だと、110D26L(64Ah)で暗電流が400mA(0.4A)なので、64÷0.4で160時間。なんと一週間も持ちません...早く気づくべきでした。
毎日、あるいは数日に一回でも乗っていれば、走行中にオルタネータから充電されるので特に気にすることもないでしょう。(電装品過多でオルタネータの発電容量が足りていない場合は別ですが...)
私の場合、毎週欠かさずドライブしてバッテリーに満充電になるまで充電しないと、エンジンがかからなくなっちゃいますね。

だいぶ長い前置きでしたが、長期間車に乗らない人には乗らないなりの対策が必要です。
実はバッテリーを交換するときに装着するか迷ったのですが、バッテリーカットターミナルというものを取り付けることにしました。
要は、バッテリーのマイナス端子の導通を簡単に切り離す装置。通常バッテリーを使用しないときは、マイナス端子をめがねレンチを使って外すのですが、ダイヤルを回すだけで切ることができます。
値段も安いのでなんですが、なんとも単純な構造です。(下の画像で説明)
ちなみにDサイズ用です。(バッテリーの形式に55D23Lなど"D"が入っているもの、Optimaもこれ)
Bサイズの場合、端子の径を太くするアダプターが別途必要です。
大型量販店でも置いているところもあるようですが、探すだけでガソリン代もかかるので通販で取り寄せました。

取付はバッテリーの端子を付け替える要領です。マイナスターミナルを外し、バッテリーカットターミナルを取付。その先端に横向きに外したターミナルを取り付けます。
このときダイヤルをゆるめておかないと、繋いだ瞬間スパークしてびっくりすることになります...
自分の車の場合、ターミナルを奥側に向けたので、元々のマイナス端子が届かなくなりました。車体側のアースポイントをヒューズボックスを留めているネジの所に移動してます。ここでもナットでボディアースに繋がっているので導通は問題ないです。

バッテリーカットターミナル \500- 取付イメージ
裏から見ると樹脂で分かれているのが解ります ネジを締めて裏側の金属が接触するとネジを介して導通します
この部品がなくなると大変ですね...
導通の状態 導通していない状態
暗電流 0.4A...
真っ先に計るべきでした
取付方法
簡単にできそうですね
バッテリーカットターミナルは奥側に向けました 横向きにバッテリーケーブルを取り付けます
純正のバッテリーケーブルが短いので、
アースポイントを移動させました
向きが変わるのでアーシングターミナルを新調しました
オークションで \3,200-で入手
前回と同じ 5mm厚の銅製です
このように取り付けられます
アーシングケーブルは、もうちょっときれいにまとめます
うまくまとめれば映えると思います 導通のたびスパークするところが焦げてました
大丈夫だろうか?
(20回ほど接触/非接触を繰り返した状態)

-インプレッション-
暗電流が多い原因を突き止めるのが先だと思いますが、その間にもバッテリーは弱っていきます。ガソリン価格も高騰、どうせ長期間乗らないので安心のために付けました。
これを付けると、毎回乗るたびに時計やナビの設定、しまいにはECUまでリセットされちゃうので面倒です。特にECUなんかは学習するまで燃料を多めに出すので、燃費悪化は避けられません。
また、当然リモートロックも働かないので鍵開けが不便です。
当然セキュリティも働きませんので、セキュリティは諦めるか、セキュリティ電源のみバッテリー側に繋げる(セキュリティ分の暗電流だけ消費する)しかありません。そのへんも付ける付けないの判断の分かれ目になると思います。(家から監視カメラ設置してます)
使い方としては、上記のように面倒なことも多々あるので、長期乗らないときだけ切るという使い方が良さそうです。
また電装品や電飾品をいじる人なんかは、安全のためバッテリーのマイナスを外して作業をしますが、手軽に切れるところも良いかもしれません。
よくバッテリーを外して作業した後、戻すときにバチッとスパークしますが、その恐怖もダイヤルのおかげで救われるところがちょっとした利点です。いじりの必須アイテムと言っても良いかな...
バッテリーが弱り出すと、乗っていない期間は次回乗るときエンジンがかかるかどうか気になります。今回のアイテムはその点安心できるので、精神的にも良いですね。かなり満足度の高い一品です。
今回、真っ先に疑うべきだった部分、「問題ないだろう」と放っておいた暗電流がバッテリー弱りの原因でした。何となく勘付いてはいたけれど、測定もせず放っておいたのが失敗の元でした。みなさんの車、暗電流は大丈夫ですか?お近くの方、測定ならできますよ。

<余談>
ECUを初期化させないアイテムとしてメモリーセーバーなるものも存在します。バッテリーカットスイッチでカットする部分をヒューズでバイパスさせ、切っても初期化されないようにするアイテムです。
入手して調べてみると単なる16Aのヒューズで、電流を制限して微電流のみ流すという品物ではないようです。ポータブル電源で実験してみたところ、数百mAの電装品でも普通にスルーして動作しましたので。
こちらは、盗難等でセルを回されたときにヒューズを飛ばしエンジンをかからなくするというセキュリティ用途に使うのではないでしょうか。
暗電流対策の場合には付けると意味がなくなってしまいます。

別途入手したメモリーセーバー
数百円(失念)です
このようにバイパスさせ初期化を防ぐしくみです
BOSCHの16Aヒューズが入っているだけの構造でした 今回は使えませんが、何かの役に立つだろう...